自動運転トラックはどこまで来てる?──現役ドライバーが2026年の「今」を調べてみた
どうも、タイガです。今回のお届け物は「物流×AI」の第1弾。ハンドルを握って20年の俺が、一番気になっているテーマ──自動運転トラックの「今」を、とらぼと一緒に調べてみました。
そもそも、なんで自動運転なのか
まず前提の話をさせてください。国の試算では、このまま何も対策しなければ、2030年度には日本の輸送能力が約34%(9億トン相当)足りなくなると言われています。3個運びたい荷物のうち1個が運べない計算です。
現場にいる俺の実感としても、これは大げさな話じゃない。周りを見れば50代60代の先輩ばかりで、若手はなかなか入ってこない。だから「人間 vs AI」じゃなくて、「人間の代わりが足りないから、AIにも走ってもらう」というのが正確なところなんです。
高速道路500kmを「介入ゼロ」で完走
関東から関西まで、人がハンドルを一度も触らずに走り切った。正直、これを最初に読んだときは背筋がゾクッとしましたね。いい意味でも、複雑な意味でも。
T2は2025年から、ドライバーが乗った状態での「商用運行」も国内で初めて始めていて、大手運送会社やメーカーなど21社が参加しています。もう実験室の話じゃなくて、実際の荷物が自動運転で運ばれている段階なんです。
新東名では「レベル4」の実証が進む
いい質問だな。ざっくり言うと、レベル2までは「人間が主役で、機械はお手伝い」。レベル4になると「決められた条件の中なら、機械が全部運転して、人間は乗ってなくてもいい」になる。ここが大きな壁なんです。
国のプロジェクト「RoAD to the L4」では、豊田通商やいすゞなどが新東名高速道路(新御殿場IC〜岡崎SA)で、レベル4を想定した総合走行実証を進めています。SAでの自動発着や自動合流、路側からの情報支援による車線変更まで試す、かなり本格的な内容です。国の物流計画でも、高速道路でのレベル4トラックの社会実装は「2026年以降」を目指すと明記されています。
じゃあ、ドライバーの仕事はなくなるのか
ここ、一番聞かれるところなので正直に言います。俺は「なくならない。でも、変わる」と思っています。
理由は仕組みを見れば分かります。T2が整備を進めているのは「トランスゲート」という乗り降り拠点。高速道路は自動運転で走り、一般道に降りたら人間のドライバーが引き継ぐ形です。つまり自動化されるのは、長距離輸送の一番きつい「高速をひたすら走る部分」。荷主のところへの配達、狭い道、バース付け──ベテランの腕が光る仕事は、むしろ残る。
夜通し走って体を壊す働き方が減って、家に帰れる仕事が増えるなら、俺は歓迎です。20年前の俺に教えてやりたいくらいですよ。
タイガのひとこと
20年で磨いた運転技術は、俺の誇りです。でも、眠気と戦いながら深夜の高速を走るのは、誇りじゃなくて我慢だった。我慢の部分を機械が引き受けてくれるなら、この仕事はもっと人に勧められる仕事になる。
今日もご安全に。


